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PIONEERING 国際リニアコライダー（ILC）関連
超伝道加速空洞用電解研磨システム

1.国際リニアコライダー（ILC）とは

国際リニアコライダー（International LinearCollider /以下、ILC）は、宇宙の始まりいわゆるビッグバン直後の反応を再現する全長20kmの直線型加速器を用いた最先端の素粒子物理学の実験施設である。

加速性能向上のカギ

ＩＬＣの心臓部であるニオブ製超伝導加速空洞は、加速性能を向上させるため内側の表面処理に電解研磨が必要となる。

縦型（V）電解研磨（EP）のことを指す。従来型は横型（H）電解研磨（EP）である。
この度、いわてコラボの共同開発によって縦型電解研磨（VEP）の技術的課題の開発を行い、加速性能の向上が期待されている。

岩手県内の各企業の強みを持ちよることで、開発がスムーズになり中小企業でも異業種参入ができる。
地域産業の活性化につながっていく試み。

・フッ素樹脂に代わる安価な樹脂材料の使用

・計測器コストを削減

・空洞上下反転や空洞内２フロー方式の確立

・Ninjaカソードの改良

・全自動化ＶＥＰレシピを確立する

・空洞水冷機能

・設置面積を最小化し、機能分割型を目指した装置デザインにまとめあげた

・全自動レシピによる省力化の実現

・装置の遠隔監視やトレーサービリティ―を可能とするICT装備の充実

ILC用加速空洞量産の高効率、低コスト化に貢献いたします